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過払い金とは、
『
債権者に払いすぎたお金』のことを言います。
過払い金とは、借金の返済が終わっているにもかかわらず、
それに気づかないで消費者金融に返済を続けていると過払いが発生します。
過払い金は、通常の貸し借りでは考えにくいことだと思いますが、
消費者金融の借金の場合、過払い金が発生しているケースは珍しくありません。
過払い金はどうして発生するの?
過払い金が発生する理由は、
多くの消費者金融が設定している金利が、
法律(利息制限法)に違反した高金利だからです。
あなたが過去に返済したお金の内、
多くが消費者金融によって金利分に充てられてしまい、
表面上は借金がなかなか減っていきません。
けれど、法律上有効な借金の残高は、実はどんどん減っているのです。
なぜなら、法律に違反する部分の金利は無効だからです。
この無効な部分に充てられた、過去にあなたが返済したお金は、
元本の返済に充てることができます。
すると、どういうことが起きるか?
多くの消費者金融と長く取引をしていると、
いずれ過払い金が発生する次のような状況がやってきます。
「表面上(消費者金融の計算上)、借金は残っているけれど、
法律上有効な借金はすでに0円まで減った(返済を終えた)」
けれど、
表面上(消費者金融が設定している高金利での計算上)は借金が残っていますので、
消費者金融は返済を請求してきます。
借りている方も、
過払い金の発生に気づかず、
まだ借金が残っていると思っているので返済をしてしまいます。
これが過払い金の発生する始まりであり、仕組みです。
過払い金は一般的には取引の期間が長いほど、
発生する可能性が高くなります。
払う必要のない金利分に充てられたお金が長年の間に積み重なって、
大きな金額になっていることがあります。
それを、借金の元本の返済に充てることができるためです。
なぜ、消費者金融は、
法律に違反した金利で営業ができるのでしょう?
利息制限法に違反しても、罰則がないからです。
利息制限法では、
貸し付けの上限金利、およびそれを超える部分は無効である旨を定めています。
けれど、罰則規定はありません。
一方、※出資法という法律では、
上限金利、およびそれを超えた貸し付に対し罰則を定めています。
※「出資の受け入れ、預かり金及び金利等の取締り関する法律」の略
グレーゾーン金利とは?
グレーゾーン金利とは、
法律上無効ではあるけれど、罰則がない金利のことをいいます。
金利を白、黒、グレーに分けると、下のようになります。
白い金利(法律上有効である金利)は
利息制限法で下のように定められています。

黒い金利(法律上無効で、罰則もある金利)は
29.2%を超える金利。
出資法で、この金利を超えると罰則がある旨が定められています。
グレーゾーン金利は
利息制限法で決められている金利の上限と、
出資法で定められている金利の上限の間の金利のことです。
下はこれらを図にしたものです。

事例をご紹介します。
10万円を借り入れて、1ヵ月後に1万円を返済すると、
下のように、元金返済分と金利分に充てられます(10円未満四捨五入)

過払い金が発生しているとどうなるのでしょう?
過払い金を返すよう債権者に請求する権利が発生します。
過払い金は全額かえってくるのでしょうか?
過払い金がどの程度返ってくるのかについては一概に言えません。
比較的スムーズに過払い金を全額返還する債権者も多くあります。
その一方、過払い金の全額返還になかなか応じない債権者も存在します。
するとどうなるのでしょうか?
過払い金全額の返還を求めるならば、債権者を相手に裁判する方法があります。
過払い金を請求する裁判は、
過払い金請求者に有利にすすむ可能性が高いのですが、
過払い金返還請求の裁判費用と時間がかかります。
過払い金発生の具体事例
消費者金融から100万円を金利29%、返済日を1年後とういう条件で借りた。
(利息制限法で決められている上限金利は15%です)
1年後、
あなたは29万円を支払った。
消費者金融の計算
借金の額は100万のままです。
支払った29万円はすべて利息分に充てられます。
合法金利で再計算すると
借金の残高は86万円に減ります。
支払った29万円のうち、金利分として法律上有効なのは15万円で、
14万円は元本の返済に充てることができます。
2年後…
あなたは29万円を支払った。
消費者金融の計算
借金の額は100万円のままです。
支払った29万円はすべて利息分に充てられます。
合法金利で再計算すると
借金の残高は約70万円に減ります。
支払った29万円のうち、
金利分として法律上有効なのは約13万円(1年目の残高86万円×15%)で、
16万円は元本の返済に充てることができます。
3年後…
あなたは29万円を支払った。
消費者金融の計算
借金の額は100万円のままです。
支払った29万円はすべて利息分に充てられます。
合法金利で再計算すると
借金の残高は、約51万円に減ります。
支払った29万円のうち、
金利分として法律上有効なのは…
5年後に29万円を支払うと、借金は約56,000円まで減ります。
にもかかわらず、6年後に29万円を支払うと払いすぎになり、過払い金が発生します。
10年後…
あなたは29万円を支払った。
消費者金融の計算
借金の額は100万円のままです。
支払った29万円はすべて利息分に充てられます。
合法金利で再計算すると
過払い金が約140万円発生しています。
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